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- 家飲みにおすすめ!初心者でも楽しめるウイスキー5選 - 2019年11月20日
居酒屋では色々な種類のハイボールが増え、CMでも見かける機会が多くなったウイスキー。
年上の方や取引先の方と、バーでウイスキーを嗜む機会がある方も多いのではないでしょうか。
ウイスキーが美味しいと思って自宅でも飲んでみたいけれど、種類は多いし、ウイスキーを飲むのは好きだけれどイマイチ違いが分からない。
今回はそんな方におすすめする初めて購入するのにおすすめのウイスキーと、これだけ知っておけばウイスキーの違いが分かるという豆知識をご紹介していきます!
ウイスキーの違いを知ろう
まずはじめに、ウイスキーのちがいについて解説します。
ウイスキーは穀物を糖化発酵、蒸留、そして樽で熟成して作られたお酒です。
使用している原料によって呼び名が違う
まず、ウイスキーにはおおきく5つの種類があります。
- モルトウイスキー
- グレーンウイスキー
- コーンウイスキー
- ライウイスキー
- バーボンウイスキー
大麦麦芽のみを使用して作られるモルトウイスキー。
とうもろこし、ライ麦、小麦などを使用したグレーンウイスキー。
その他、とうもろこしやライをそれぞれの原料を主原料として80%以上使用したコーンウイスキーやライウイスキーや、とうもろこしを51%以上使用したバーボンウイスキー(※1)などがあります。
(※1)バーボンウイスキーの呼称には、他にもアルコール分80度未満で蒸留し、ホワイトオークの新樽を使用するなどの条件があります。
シングルモルトウイスキー、ブレンデッドウイスキー違いは?
ウイスキーを選ぶ時、商品の説明に「シングルモルトウイスキー」または、「ブレンデッドウイスキー」と書かれているのを見かけませんか?
この2つの違いを簡単にお伝えします。
ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの原酒を合わせたものです。
さて、ここまでお話してよく勘違いされがちなのが、シングルモルトが一つの樽からボトリングされているのではないかということ。
シングルというのは単一の蒸留所ということで、様々な樽の原酒をブレンドして味わいが決めています。
これらの味わいを決めるのがブレンダーです。
1つの樽からボトリングしているのはシングルカスクと呼ばれます。
※オーダーする際に言うシングルやダブルはウイスキーの量で、上記のウイスキーの種類とは異なりますのでご注意ください。
(※2)原酒とはブレンドやヴァッティングする前の樽から出したままのウイスキーのことです。
(※3)以前はヴァテッドモルトとも呼ばれていました。
ウイスキーの産地である5大ウイスキーとは
有名なのが世界5大ウイスキーと呼ばれている、下記5つの産地です。
ウイスキー選びの参考に、頭にいれておきましょう。
- スコットランド(スコッチウイスキー)
- アイルランド(アイリッシュウイスキー)
- アメリカ(アメリカンウイスキー)
- カナダ(カナディアンウイスキー)
- 日本(ジャパニーズウイスキー)
最近ではインド、台湾、イスラエル、フランス、オーストラリア、イタリア、ドイツなどの国で生産されています。
ウイスキーをボトルで購入する時のポイント3つ
1. 価格の安いウイスキーから試してみる
価格が高いから好みのウイスキーだとは限りません。
最初は、気軽に購入できる価格帯のものから試してみましょう。
2. 度数に注意する
ウイスキーは元々度数の高いお酒ですが、商品によっては60度以上のものも。
初めて購入する際は46度以下のウイスキーがおすすめです。
3. 様々な飲み方を試してみる
自分に合った飲み方、それぞれのウイスキーに合った飲み方を見つけましょう。
初めて買う、家飲みにぴったりなウイスキーボトル5選
それでは一番初めに購入するのにおすすめのウイスキーをご紹介していきます。
初心者向けでわたしのおすすめのものからランキング形式にしました。
さっそくみていきましょう。
【第1位】バランタイン ファイネスト 700ml
一番におすすめしたいのが、ブレンデッドウイスキーのバランタインです。
昔から親しまれているバランタインは40種類におよぶモルト原酒をブレンドしたスタンダードなスコッチウイスキーです。
とても複雑だけれど、豊かでなめらかな香りと味わいが楽しめます。
ボトルの形が長方形で、思わず飾っておきたくなるようなお洒落なデザインです。
【第2位】デュワーズ ホワイトラベル 700ml
デュワーズはバランタインと同様に長年愛されてきたスコットランドのブレンデッドウイスキーです。
飲みやすくクセがないためカクテルにも合わせやすく、バーテンダーからもとても人気が高いウイスキー。
スパイシーでありながらマイルドな風味が特徴的です。
ブレンデッドウイスキーは飲みやすいようにウイスキーがブレンドされているので最初の1本にはおすすめです。
蒸留所の個性を強く感じるモルトウイスキーに比べて、複数の蒸留所のモルトウイスキーにさらに風味がライトなグレーンウイスキーを合わせているので親しみやすい味わいとなるのです。
また、値段も熟成年数や商品によって大きく変動することがないので買いやすいウイスキーかと思います。
【第3位】ジェムソン 700ml
アイルランドのウイスキーで、伝統的な手法を継承した3回蒸留で作られています。
その為、通常2回蒸留のスコッチウイスキーに比べてよりオイリーながらマイルドな口当たりです。
また、原料の麦芽を乾燥させる際にピート(※4)を使用せずに密閉炉でじっくりと乾燥させることで癖のない穏やかな味わいを作っています。
(※4)ピート(泥炭という土)を麦芽を乾燥させる際に燃料として下から燻すことで、燻香・スモーキーな香りが麦芽に付く
【第4位】ジャックダニエル 700ml
CMで見かけたことがあるという方や、コーラ割の「ジャックコーク」というカクテルでご存じの方が多いかと思います。
ジャックダニエルはアメリカのテネシー州で作られているウイスキーで、多くのミュージシャン、ロックスターに愛されてきたアメリカで最も売れているウイスキーです。
ラベルのNo.7はジャックダニエルが作られた際に7番目の試作品だったそうです。
【第5位】ブラックニッカ クリア 700ml
スーパーやコンビニでよく目にするこのボトル。
サントリーと並び、世界でも有名なニッカウヰスキーがより多くの人にウイスキーのおもしろさを知ってほしいと手掛けたウイスキーです。
ピートを使用せずに熱風だけで乾燥させたクセのないモルト原酒と、ほんのりと甘いグレーンウイスキーが口当たりのよさ、後味の心地よさを作り上げています。
初めて買う家飲みにぴったりなウイスキーボトル【番外編】
ここからは、ウイスキーバーでの長年の経験から、ちょっとかわった2つのウイスキーを紹介します。
スタンダードなものの次に選んだり、先ほど紹介したものにプラスして持っておくと、よりウイスキーを楽しめるものをチョイスしました。
ジムビームハニー ・ ジムビームアップル
ジムビームはアメリカのケンタッキー州にある蒸留所です。
紹介するジムビームハニーやジムビームアップルはフレーバドウイスキーといって、リキュールに分類されます。
ウイスキーじゃないなら対象外じゃないかと思うかもしれませんが、味わいは香りのついた甘いウイスキー。
香りがついている分飲みやすく、もっと気軽にウイスキーを試したい際や、全然ウイスキーを飲んだことがない方とも一緒に楽しむ際にも購入しやすい1本です。
デザートでアイスクリームにかけるという楽しみ方も出来ますよ。
アードベッグ 10年
バーで試してみたらスモーキーなウイスキーにハマってしまった、という方もいるはず。
そんな方におすすめなのはアードベッグ。
スコットランドの西にあるアイラ島という小さな島で作られているウイスキーです。
なんと、人よりも羊の数が多いこの島、毎年5月にあるアイラフェスティバルでは大変な賑わいをみせます。
一度ハマると抜け出せないアイラウイスキーの魅力、中でも多くの人がハマっていくのがこのアードベッグです。
まとめ
今回、初めて購入するおすすめのウイスキーをご紹介しましたが、ウイスキーの好みは千差万別。
スーパーやコンビニでも気軽に購入できるので、色々なウイスキーを試して、あなた好みのウイスキーの味わいや、飲み方を見つけてください。
自分の好みが分かるとお洒落なバーでオーダーする際にスマートに注文できて、バーテンダーとの会話が弾むはず!
ぜひ、ひとつ上の知識で楽しい晩酌の時間をお過ごしください。
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